2021/1/25

こすもす・なでしこの家

 1月21日は、1人のご入居者様にとって一年で一回しかない「特別な日」でした。「特別な日」というのは「誕生日会」のことです。主役である96歳になった入居者様を囲んで、介護職員たちと一緒にバースデーソングを手拍子しながら歌いました。その後、「ふー」と息を吹いてケーキに載っているろうそくの火を消すと、他入居者や介護職員が祝福の拍手をしました。

 続いて、誕生日プレゼントを渡しました。お気に召されたようで、膝掛けを肩や背中に掛けてバースデーケーキを食べました。「いくつになったの?」「美味しかったよ。ありがとうね」と和気あいあいとした雰囲気でした。
 楽しかった誕生会日もお開きになった頃、いつの間にか誕生日プレゼントの膝掛けがまたラッピングされていました。「もう使っていいですよ。」と介護職員が言うと、「もらったの。ありがたいの」と言い、しばらく大事そうに抱えていました。入居者様の誕生日会なのに、なんだか私たち介護職員までも幸せな気持ちになり、素敵な時間でした。

 改めて96歳のお誕生日おめでとうございます。まだまだたくさん長生きしてくださいね。

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