2019/1/7

八ツ面小学校3年生とのふれあう会をとおして

 愛知県厚生事業団では慢性的な人手不足が問題視される介護職について少しでも多くの方々に介護の仕事について知ってもらい、魅力を伝えられたらという取組みが始まりました。西尾苑でも地域の小学校の協力をいただき、小学3年生を対象とした介護について知ってもらう機会を設けることができました。

 事前準備の段階から学校教諭の方々が西尾苑に足を運んでくださり、施設見学を踏まえて子どもたちからお年寄りに何ができるかを考えてくださったり、学芸会での出し物が喜ばれるのではと提案してくださったりしました。

 当日は90名の児童らが食堂スペースに整列し、まずは介護主査から「介護とは?」というお話から始まりました。子どもたちも手を挙げて「介護って聞いたことあるよ」とか、認知症について知っている知識を発言してくれました。その中で介護はお年寄りに寄り添い、生活の中の様々なお手伝いをすること、まずは笑顔で話しかけることが介護の第一歩だということをパワーポイントを交えて伝えました。その後、西尾苑での生活の様子を写真のスライドショーを使って紹介しました。

 その後、小学生主体の「ふれあう会」が催され学芸会でも発表された「半日村」という劇の発表がありました。入居者様は小学3年生の子たちがこんなに堂々と演技ができるのかということに驚き、元気の良い歌声に手を叩いて喜ばれていました。演技が終わり子どもたちから手作りの折り染めで作ったコースターを受け取りました。入居者様も笑顔で「ありがとう」と感謝を伝えました。

 帰り際に女の子が「私の夢が変わった」とお友達とお話している姿がありました。子どもたちの中に色んな仕事の選択肢が開かれている中に介護の仕事が心のどこか片隅に残るといいなと感じました。
 八ツ面小学校の皆様、ご協力ありがとうございました。

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