2019/10/17

「福祉教室」を行いました

in 愛知県立東高等学校


令和元年10月17日(木)
愛知県立岡崎東高等学校で福祉教室を開催しました。
対象となる学生は総合学科の3年生16名。

所長から愛知県厚生事業団・愛厚藤川の里の概要説明。
みなさん真剣に聞き、メモを書き込んでいます。

次にコミュニケーションをテーマに演習を交えた講義。
普段何気なく使っている言葉・ジェスチャー・視覚情報など制約を受けた状態で、コミュニケーションを図ってもらう体験を行っていただきました。
(1)支援者、(2)要支援者、(3)支援者の観察者、(4)要支援者の観察者と役割分担をし、支援者は、日本語ではない言葉と肯定・否定のそれぞれの意味の言葉のみを使用し、要支援者に行ってほしい行動を伝えます。段階的にジェスチャーを交え最後は、日本語を一語交え、要支援者に伝えていきます。、要支援者は、言葉や表情などを頼りに行動に移し、観察者はそれぞれの表情や口調などを観察することを体験し、感じたことなど意見を出し合うグループワーク・発表を行っていただきました。

障がい者がどのように困っているのか、どのような支援・配慮が必要なのか、実体験をしてもらい、飲食店のメニュー表など障害のない人でも、わかる言葉や料理の写真の掲載など配慮を受けている例などもあげ、自分たちに置き換えるとわかりやすいことなど説明をさせていただきました。

「できないこと」を単に支援するのではなく、「できないこと」を「できる」ように
「できること」を「継続してできる」ように

福祉とは何かを考えるきっかけとなることを期待して

最後にアンケートの記入をお願いし、結果から「福祉の仕事のイメージが変わった」「福祉の意味を改めて理解し、考えることができた」「ボランティアを行ってみたい。」などのご意見をいただきました。

50分間という短い時間の中に凝縮した内容にもかかわらず、最後まで真剣に聞いてくれた学生、社会人講座として貴重な時間を提供していただいた岡崎東高等学校のみなさま、ありがとうございました。

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