

2014/4/16
はまっています
― 泥だんご -
新入園児の泣き声も納まってきた保育園の庭。
昨年の秋の終わりから始まった泥だんごづくりがピークに達しようとしています。空気が乾燥してきた秋の終わりの庭には乾燥した砂がいっぱい。まさに泥だんごづくりに最適の環境です(冷たさはありますが)。1月・2月の寒い時期にもめげないつわものもいましたが、やっぱり暖かくなった今の時期が子どもたちにとっても心地よい環境の様です。
-
- (1) ここで泥だんごの材料を調達
-
- (2) ぎゅ~っと握ります
-
- (3) 友だちと力を合わせて
誰が発見したのか?泥の調達場所。
(1) 避難階段の降り口に作られた砂場の砂を深く掘り下げていくと、粘土質の層に阻まれて濡れた砂が現れます。その濡れた土こそが子どもにとって最高の泥だんごの材料。
(2) 茶色い砂(子どものことば)をぎゅ~っと握ってだんごを作ります。
(3) できただんごに乾いた砂をかけて形を整えます。
(4) 形が整ったらサラ砂(きめの細かい砂)をかけながら手で磨いていきます。
(5) 肌が黒くつるつるになってきたら布で磨いて出来上がり。
子どもの話では、出来上がって1か月、2か月と経過するとその途中で色が変化するそうです。
作り始めは丸いだんごにならなくて・・・。何度も何度も失敗して作り直し。作り直しを繰り返す間にいつの間にか子どもの手から力が抜けてしなやかな動きになり、大人顔負けの見事なだんごが出来上がります。それとともに製作の工程で様々な工夫が見られる様になってきます。サラサラの砂が沢山あるところ、サラ砂の集め方等。一日で出来上がらないだんごの置き場所(時には誰かに壊されることもあり)もそれぞれ考え隠し場所を見つけます。実はわたくし(園長)もとっておきの隠し場所を教えてもらいました。
泥だんごづくりで得たとっておきの収穫は、子どもが集中して遊びこむ力、壊れてもまた作れば良いと再チャレンジする力、そして作業をしながら工夫することを身に着けていくことです。これは言葉では教えることのできない、子ども自らが自分の力で勝ち取った育ちの宝物です。
-
- (4) 「先生、これでいいい?」
-
- 「みて!」
4歳児が作っただんごです。
-
- (5) 完成までもう少し
-
- (5) みて!
僕が作ったよ