2015/6/10

たのしいサーキットあそび!

昨年に比べて……

6月8日(月)、障害児等療育支援事業にて、西尾市ポッポ教室で、午前中に保護者の方へのグループ相談を、午後からはポッポ教室の先生とサーキット遊びの勉強会を実施しました。
サーキット遊びの検討は、今年で2年目となります。

勉強会では、当園の畠山作業療法士から、昨年の振り返りで改めて、

「次元という視点からのお子さんのコミュニケーションの発達には順番があり、発達の順番を飛ばすことなく、お子さんの成長に合わせた遊びをしましょう。

1:一次元《自分の体》=自分自身の体が分かる
2:二次元《平面》=平面上を自由に動く
3:三次元《空間》=高い所、不安定なところ、スピードを求めるなど
4:四次元《時間》、コトバ、物(道具)=順番が待てる、道具が上手に使える、相手の様子を見ながらコトバが上手に使えるなど

の順番に発達していきます。カラダの育ちが子どもの発達の基盤になります。」

という内容のお話をしました。

本日の設定活動もサーキットにしていただき、先生方に組んでいただくと……
昨年に比べ、明らかな変化が!!!

二次元《平面》を意識したレーン(手前)と、三次元《空間》を意識したレーン(奥)の2パターンが出来上がりました。先生方の工夫をたくさん見ることができました。

実際にお子さんが遊んでみると……
少しの高さでも三次元《空間》の動きをこわがるお子さん、三次元《空間》レーンばかりで遊んでいるけど、実際は二次元の動き(くぐる、四つ這い)の方が苦手そうだよねというお子さん、簡単すぎた?のか、難なく山を越えていくお子さん。
近い月齢のお子さんでも、さまざまな動きがありましたが、参加するお子さんの発達段階に合わせた先生方のサーキット編成のねらいがしっかりと見られました。

最後に畠山作業療法士から、三次元までの動きが上手になっているお子さんもいるので、四次元(時間)の動き《例えばトランポリンで数に合わせて飛ぶなど》があるといいですね、と締めくくらせていただきました。

カラダを使うことは目的ではなく手段です。
カラダが上手に動かせるようになると、日常の生活へも良い効果が生まれ、お子さんの自信へとつながっていきます。
次回ポッポ教室さんへお伺いする時には、お子さんの良い変化を聞くことができるといいなと思っています。

第二青い鳥学園 障害児等療育支援事業

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