2018/11/22

質の向上プロジェクト

西尾苑では今年も各ユニットリーダーを中心に、普段の取組や研究の成果を発表しました。各発表は以下の通りです。

(1)「排泄ケアを見直す」
提案者:排泄委員会
発表者:原尚美
内容:~薬剤に頼らない排便ケアを目指して~善玉菌に有効なオリゴ糖やファイバーの特性を学ぶ。食事や睡眠・運動・精神的な安定など基本的なケアを見直し自然排便を目指す。

(2)「あなたの夢を叶えましょう!!」
提案者:やまももの家・さざんかの家
発表者:川瀬昭彦・増井由起子
内容:入居者様個人の「夢」をテーマにコミュニケーションを図り、生活への楽しみや意欲を引き出す。聞き取りシートを用いた「夢」の実現までの具体的な計画と実施への取り組み。

(3)「その人らしい気持の良い入浴に心掛ける」
提案者:なのはなの家・すずらんの家
発表者:木村愛子・鳥本翔太
内容:個人に目を向けた入浴支援方法の取組。入浴拒否が強い方や意思疎通の難しい方が心地良いと感じられる入浴支援方法を検証しスタッフ間で情報共有する。音楽を流したり手作り入浴剤を用いた環境つくりにも重点を置いている。

(4)「居心地の良い場所」
提案者:かえでの家・さくらの家
発表者:滝澤和美・安井奈保美
内容:入居者様が「居心地のいい場所」と感じていただける為の取組。衛生的で清潔な環境つくり。痛みや不安を取り除く為に身体状況や表情を観察し分析、対応策を講じる。認知症の方とのコミュニケーション時のフローチャートを作成したりユマニチュード技法を取り入れた取り組み。

(5)「その人らしい楽しみのある生活」
提案者:こすもすの家・なでしこの家
発表者:伊藤早苗・杉浦敏明
内容:個人が感じる生活の中での「楽しみ」を見つけ、作り、実現していく取組。具体例としてパソコンによるインターネット、生け花体験、季節のおやつづくりなど。

(6)「心を明るくする」
提案者:そらの家・にじの家
発表者:杉浦みどり・本山忍
内容:入居者様それぞれが楽しみを持つことで心明るく生活できるのではと考え、個人に合わせた楽しみを見つけていく。具体例として昔住んでいた家を見に行く、ユニット内で懐かしい紙芝居を読むなど。家族との面会の重要性についても考えさせられた。

(7)「落ち着いた雰囲気のある安心したユニット」
提案者:ききょうの家
発表者:塚本京子
内容:ユニットの年間目標として「落ち着いた雰囲気のある安心したユニット」を掲げ、職員にアンケートを実施。内装や普段の職員の振る舞いや心がけ、業務内容から見直しを図った。職員と入居者様との対話の時間を増やし、穏やかに過ごせる時間ができた。

(8)「優しさを感じて生きる」
提案者:りんどうの家
発表者:都築尚志
内容:入居者様の笑顔で元気な生活の為に「優しく」をキーワードに職員間でケアについて記録だけではない情報を共有し、入居者様へ還元していく取組。質の高いケアを目指したチーム作りを図っている。

(9)「人生最終段階の意思決定支援」
提案者:居宅介護支援事業
発表者:戸田淑恵
内容:もし、あなたが人生の最後を決める当事者になったら?大切な人が余名半年と言われたら?自己決定についてそれぞれの役割を考える。

 このように、西尾苑ではユニットリーダーが中心となって入居者様の生活をより良く、よりケアの質を向上させようと日々奮闘しています。施設の生活の中でも入居者様が充実した生活を送る為には入居者様自身が自己決定ができる生活をスタッフは守らねばなりません。今後も職員一同、研鑚を積んでいきたいと思います。

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