2014/5/28

たのしいサーキットあそび!

5月26日(月)、障害児等療育支援事業にて、西尾市ポッポ教室で、午前中に保護者の方へのグループ相談を、午後からはポッポ教室の先生とサーキット遊びの勉強会を実施しました。

勉強会では、当園の畠山作業療法士から、

「次元という視点からのお子さんのコミュニケーションの発達には順番があり、発達の順番を飛ばすことなく、お子さんの成長に合わせた遊びをしましょう。

1:一次元(自分の体)=自分自身の体が分かる
2:二次元(平面)=平面上を自由に動く
3:三次元(空間)=高い所、不安定なところ、スピードを求めるなど
4:四次元(時間)、コトバ、物(道具)=順番が待てる、道具が上手に使える、相手の様子を見ながらコトバが上手に使えるなど

の順番に発達していきます。」

という内容のお話をしました。

療育の現場では、身体を動かすプログラムの1つとしてサーキット遊びがあります。
サーキット遊びの特徴として、

・友だちの順番を待つなどの対人面の育ちにつながる
・スタート、ゴールが分かりやすく取り組みやすい
・楽しみながらいろいろな要素を取り入れやすい

などがあげられます。

例えば、二次元(平面)の動きと三次元(空間)の動きを促すために、
トンネルをくぐる<-坂を登る<-素材の違うバランスボールを通る<-滑り台
のサーキットを作りました。

平面から空間の要素を用いて
平面から空間の要素を用いて

いろんな遊具を組み合わせ、いろんな体の動きの要素を取り入れることで、お子さんのコミュニケーションの幅を広げていきます。

先生たちも倉庫からたくさんの遊具を取り出し、どう使っていくと良いのかを一生懸命考えてくださり、
『こんな使い方や発想がなかったので、びっくりです。』
『ここを工夫すればできそうだね。やってみたいね。』
と言ってくださいました。

倉庫から宝のように出てくる遊具の多さに、畠山作業療法士もうらやむほどでした。

この勉強会をとおして、お子さんも楽しくサーキット遊びができ、先生もサーキットを組むのが楽しくなるといいなと思います。

先生との検討の様子
先生との検討の様子
三次元(空間)から四次元(時間)の要素を用いて
三次元(空間)から四次元(時間)の要素を用いて
ボールプールで自分の体を感じましょう!
ボールプールで自分の体を感じましょう!

第二青い鳥学園 障害児等療育支援事業

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